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建築・都市計画研究者ノリスケの情報記録

『影踏み』横山秀夫

横山秀夫さんの『影踏み』を読みました。

 

影踏み (祥伝社文庫)

影踏み (祥伝社文庫)

 

 「双子」がテーマとなっているミステリーです。

双子、特に一卵性双生児の双子は、遺伝子が全く同じで不思議も多いですね。

 

人格を形成するものは、遺伝的な要因と環境的な要因があり、

いくら双子といっても別の人間。

双子という関係性故の共感や葛藤が、ミステリーの話が様々展開するなかで

常に通底して描かれています。

似ているからこそ、遺伝子が同じがららこそ、

一部の成果や能力の差でよけいに増幅される葛藤や嫉妬。

一方で、自己愛にも錯覚されるような共感と愛情。

「愛情と嫉妬は表裏一体である」というメッセージが感じられた小説でした。

 

ちなみに、横山秀夫さんのミステリーは、

個人的に話の展開スピードがちょうど良く、

とても読みやすいミステリー小説のひとつです。

初めて読んだのは「半落ち」。映画にもなった作品です。

 

半落ち (講談社文庫)

半落ち (講談社文庫)

 

 

ミステリー小説は結構好きなので、

読んだらその都度、感想を書き溜めておきたいと思います。

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