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ARUD: i-LOG

建築・都市計画研究者ノリスケの情報記録

気合を入れすぎるのも考えもの

半年ほど前に、気合を入れてブログをスタートしたわけだが、

結果はご覧の通りである。

続かない…

気合を入れすぎると、無駄に記事を書くのに考えてしまい、

書くハードルが上がり、

結果、やらなくなってしまう。

 

とりあえず気軽に、

思ったこと、考えたことをなるべく書いて、

いまいちだと思った記事は、あとから整理して消すとして、

 

「とにかく書く」を目標にしたいと思います。

 

「最初からハードルを上げすぎない」

これって結構いろんなものに当てはまる。

「少しづつ、習慣化するところから始める」

ってのが大事ですね。

 

少しづつ少しづつ。

コンテクストの読み方/ヴィンセント・ヴァン・ダイセン (A+U 2016.09)

建築雑誌A+U (2016.09号)の感想まとめ第2弾。

ベルギーの建築家ヴィンセント・ヴァン・ダイセンの特集です。

 

 

 

建築の基本

ヴァン・ダイセンの建築作品を見ると、建築設計の基本である

「コンテクストを読み、デザインに昇華する」作法を再認識させられました。

 

私のデザインは意志表明ではない。

わたしは革命的である必要も、革新的である必要性も感じない。

むしろその逆である。

私のプロジェクトは伝統への深い敬意を表しており…(本号p17より)

                       

建築家ならば建物の敷地を尊重するはずだ、と普通は考える。

(中略)

ところがこうした分別ある振る舞いができず、

自分の手柄をことさらに主張せずにはいられない

タイプの建築家は案外多い。  (本号p19より)

 

建築設計を学んだ人であれば、おそらく誰しもが最初に

「敷地のコンテクストを読むこと」を教えられます。

しかし、本誌でも指摘されているように、

それがないがしろにされてしまうことはよく見られます。

 

特に、インターネットの普及により情報が氾濫する時代では、

メディアは、よりわかりやすく、よりキャッチ―に、

「わかりやすさ」が重要視されているようなってきます。

それに引きずられるように、建築のデザインも、

「わかりやすさ」が先行してしまっているのかもしれません。

 

 建築には「新たな価値観を提示すること」も求められるので、

そのために世に理解してもらうことは重要なのかもしれませんが、

同時に「時の流れを超える強さ」が必要だと感じています。

 

 ウィトルウィウスの建築の三大要素「用・強・美」は有名ですが、

学生時代にある教授から

「"強”とは、単に構造的な強さだけではなく、

時間の流れに対する強さsustainabilityも含まれているとも考えられる」

と教えられたことを思い出しました。

 

ヴァン・ダイセンの作品は、

「コンテクストを丁寧に読み、それをデザインにまとめ上げ、

普遍的な美しさと強さを持った建築をつくる」

という基本を再認識させられるものだと思います。

 

 

コンテクストの読み方

本誌では、リノベーションのプロジェクトと新築がそれぞれ掲載されています。

 そして、いずれの作品でも

「どのようなコンテクストをどのようにデザインに反映したか」

が非常にわかりやすく説明されているので、

リノベーションの手法を考える際や

学生にコンテクストの読み方と建築デザインへの反映のさせ方を教える際に

とても参考になると思います。

 

たとえば、

DC-Ⅱレジデンス(p90-101)や「BSレジデンス(p62-73)の

伝統的な配置を継承すること

f:id:arch_imput:20160916125832j:plain

DC2 Residence / Vincent Van Duysen Architects | ArchDaily より

 

ユースホステル(p74-81)の

列柱のデザインとグレーの天然石の素材を用いて、景観を調和させること

 

などなど。

 

 

素材とディテール

 伝統的な要素をしっかりと取り込みながらも、

ノスタルジックで古臭いものではなく、

美しさや新鮮さがしっかりと表されているように感じられるのは何故か?

と考えてみると、

素材のセレクトと丁寧なディテールのつくり方にあるように思います。

異なる素材の取り合いの納め方がとてもキレイです。

 

特に見入ってしまったのは、p145のTRレジデンス内部。

異なる角度の天井、白い壁面、木の開口部の取り合いの納まり。 

 

もう少しじっくり読み込んで、勉強したいと思います。

 

 

 

雑誌の感想をブログに記録するのは、

自分にとって結構良さそうです。

流し読んでいたものをしっかり意識できるし、

後で遡りやすいし。

今月のその他の雑誌や来月以降も

ちょくちょくまとめていきたいと思います。

 

ライフコアの可能性 (A+U 2016.09)

建築雑誌A+U (2016.09号)の感想まとめです。

 

 

 

 

HOUSE VISION 2 2016でLIXILと建築家・坂茂氏がコラボした作品

「凝縮と開放の家」に関する特別記事について。

 

LIXILが提案した水回りがひとまとめになり、躯体と完全に独立した「ライフコア」

それに、坂茂氏の、紙の建築など仮設的な建築によってこれまでにも試みられてきた、

「建築の簡便さ・軽やかさ・自由」のデザインが掛け合わさった作品です。

 

house-vision.jp

 

 

水回り機能をひとまとめにした建築は、これまでにもいくつか実践されてきました。

 

 

たとえば、今回の作品でも参照されたという、

ミース・ファンデル・ローエのファーンズワース邸。

 

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f:id:arch_imput:20160914121953j:plain

http://miraie-future.net/house/small-house/farnsworth-lessismore/ より

 

 

 

 日本の建築では、池辺陽氏の住宅NO.20など。

f:id:arch_imput:20160914123515j:plain

http://blog.goo.ne.jp/b202h/e/a9eb8b6d48c636dad15d3c87a3a6fb1fより

 

 

今回の「凝縮と開放の家」で提案されている「ライフコア」は、

ユニット化され、自由に配置することができるようです。

 

昨今、建築の長寿命化などの話題もホットですが、

建築を使い続けるにあたって、案外問題になるのが設備の老朽化。

メタボリズム体現し、カプセルが交換可能とされた、

黒川紀章中銀カプセルタワービルも、

設備の老朽化が問題となっている話を耳にします。

中銀カプセルタワービル - Wikipedia

 

今、流行っているリノベーションでも、

設備をやりかえるとなると、お金がはねあがります。

 

水廻りの計画から解放されると、平面計画はもっと自由になり、

「ライフコア」のユニットが量産されて安価になると、

非常に安価に、手軽に家ができるかもしれません。

(実際、現状で500万程度でつくれるとのことです)

 

リノベーションでも、

既存の躯体を残して、ライフコアをぽんと挿入すれば、

かなり手間やお金が軽減されるかも。

 

これまで、スケルトン・インフィルのシステムは

散々言われておりますが、

今回の「ライフコア」の提案は、

そのハードルがさらに一段階さげられた感じです。

 

建築がもっと手軽に、もっと自由に。

そんな可能性を感じる提案です。

 

Amazon Unlimited は短編を読むのにおすすめ

Amazon Unlimited がスタートして1カ月以上経ち、

いろんな情報がネットを巡っております。

 

中には、「メジャーな読みたい本が読み放題対象じゃなくなった!」と

騒ぎもおきていたりしますが、

まだまだ、お得な本はたくさんあり、

私も無料30日間を過ぎましたが、未だサービス継続中です。

 

Amazon Unlimitedのサービスでは、

漫画とビジネス書がお得に読める!というのが割とたくさんあり、

私もよく読んでいます。

 

それに加えて、私がお得感を感じたジャンルが「小説短編」

もともと本は、紙の書籍を買って読む派だったのですが、

短編集はほぼ買ったことがありませんでした。

なぜなら「なんとなくもったいない」から。

短編でも、500円くらいは文庫でするので、だったら長編を買いたいなと

思っていました。

 

しかし、Amazon Unlimitedになってからは短編読みまくり。

小説の半分以上は短編かもしれません。

なぜなら、

  • Unlimitedの小説は、有名作家の長編は少ないが短編は結構ある
  • 短編集として文庫にもなってない作品も読める
  • iPhone Kindleで読むときはスキマ時間なので、短編と相性が良い

 

読んでおもしろかった短編を少しご紹介

 Amazon Unlimitedの短編小説利用、超おすすめです。

 

 

 

 

教育に学校は有効なのか?

ここ数年、自分の周りに大学生が増えたこともあってか、

教育に関して考える熱が再燃してきました。

 

そして、最近目にした以下2つの記事↓ 

 

 

 

学校で何を学ぶのか? 

教育が、「社会で生きていくための能力を育てること」だとすると

ここ10年くらいを見ただけでも、

スマホSNS電子書籍、起業などなど

大変化している社会で、

「誰もが共通して必要なる能力」があるのか、かなり疑問。

 

しかも、別に学校だけが学びの場ではなく、

社会に出て、新しいことが求められれば、

それに対応するようにどんどん学ぶことが必要になることは、

おそらく誰でも感じています。

 

必要な内容は多様にあるし、どんどん変わる。

学校という限られた期間、場所で、

誰しもに求められるものって何なのか?と考えてみると、

「学び方」ではないかというのが、現時点で思い至っているところです。

 

人に聞くとか、自分の目・体で体感するとか、ネットとか、書籍とか…

インプットする形式やものによって、得られるものは違う。

何が必要か考えて、必要だと思えることを行動できるスタンスを身に着けられれば、

学ぶ内容が変わっても、時代が変わっても、対応していくことができる。 

 

「お腹の減った人に、釣った魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教える」

という話が、教育のスタンスを議論する際によく言われます。

 

「自分で考えて、自分で学べる能力を身に着ける」

言われてみれば、当たり前のように聞こえますが、

学校教育システムを真面目にこなしても、この能力は育たない、

というか下手をすると衰退する場合もある

というのを学生と話していると感じます。

(今の学生にその能力が欠落しているというのではなくて、

身に着けている学生もいるけど、

彼らは学校システム外の環境でそれを育てたように思えます)

 

また一方で、

割と当たり前に「学び方」能力を身に着けてる人もたくさんいます。

だから大学不要論とか出てるのではないかと。

 

誰もが経験する機会である学校システムでは「学び方」能力を育むことが求められるが、

それは学校システムでは育たない

という矛盾…

 

これからいずれは教育にも関わっていきそうなので、

情報を得つつ、考えを整理していきたいと思います。

 

腕時計は激安(2000円)でも十分。

先日、5年ほど愛用していた腕時計のベルトが壊れました。

ちょっと特殊なもので、

おそらく東京の購入したお店でないと直せない模様。

 

と、いうわけで腕時計の新規購入を決意!

ですが、現在諸事情により節約生活を送っており、

正直懐事情はさみしい…

 

安めの腕時計で思いつくのは、

SWATCHとか、

FOSSILとか、

の安めのライン。

 

それでも1万円前後はかかる…

 

中途半端にお金かけるより、もっと安く抑えたいな~って考えて、

思い出したのが「チープカシオ」!!

matome.naver.jp

 

1000円でおしゃれで良い時計!って

ちょっと前に耳にしていました。

これだ!!

 

カシオはちょっとカジュアルすぎるきがするし、

仕事でも使いたいからな~ってネットで探して、

購入したのが、

 

CITIZEN Falcon V722-850

 

1000円って安すぎる!

しかも、あのシチズンですので、性能も問題ありません。

 

ちなみに、シチズンって創業約100年の歴史ある企業なんですね。

安心感抜群です。

シチズンホールディングス - Wikipedia

 

これで1000円でも十分なのですが、

ベルトが値段なりというか、安っぽい感がやはりありまして、

追加で革のベルトも購入しました。

以前使用していた時計のベルトが黒だったので、今回は茶で。

TOPMOA (トップモア) 時計バンド カーフ・ステッチ 茶18mm 01851

TOPMOA (トップモア) 時計バンド カーフ・ステッチ 茶18mm 01851

 

 

 

時計のベルト、付属している工具を使えば、

2~3分で簡単に交換できます。

 

これが既成のベルトで、 

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ベルトを交換すると、こんな感じです↓

f:id:arch_imput:20160906124049j:plain

 

 さて、というわけで、

時計(1000円)+ベルト交換(1000円)、

合計2000円で、新しい腕時計を手に入れました!

 

シンプルなので、どんなシチュエーションでも使えるし、

2000円なので、多少荒っぽく使っても気になりません。

既に腕時計を持っている人でも、

予備で1本持ってても良いんじゃないでしょうか?

週末「イケハヤ書房」の本を読んでみた

ブログが始まってしばらく経ちましたが、

都市計画や建築関係の情報を備忘録的に記録することをメインにしていたはずが、

眺めてみれば大半は読書記録…。

 

まぁとりあえず、インプットして気になった情報を書きやすいものから記事にして、

記事を書く習慣を身につけることを、もうしばらくの目標にするということで。

今回も読書記事ですw

 

今回はAmazon Unlimitedで読み放題になっていた本3冊

「まだ東京で消耗してるの?」のキャッチフレーズでお馴染み、

プロブロガーのイケダハヤトさんの著作、「イケハヤ書房」本です!

 

www.ikedahayato.com

 

じつはイケハヤさんのプロフィールを見て気付いたのですが、

私と同い年なんです!

そんなこともあり、以前からtwitterやblogを拝読しておりました。

 

特に高知に移住されてからのライフスタイルが非常に面白いです。

私自身、東京出身でありながら大学で地方へ行き、

就職で東京に戻ったものの、4年ほど働いて、再びその地方に戻ってきました。

 

「地方の暮らし」「新しいライフスタイル・ワークスタイル」については、

都市計画の研究的視点からも注目しておりますので、

そのうち、情報整理していきたいと思います。

 

では、以下読書感想です。

 

1.「凡人」かどうかはさておき、面白く生きたい

 「プロブロガー」として活躍されているイケハヤさんの視点から、

「非凡」になるための思考10項目がわかりやすく書かれています。

10項目どれも、なるほどと思わせる内容だったのですが、

特に気になったのが、この2つ。

 

  • 自分のやっていることは「遊び」だと思っている。
  • 尊敬をテコにする。

 

1つめの「遊び」。これたぶんイケダさんの中でも重要ワードだと思います!

後述する作品でも「遊び」の話が出てきました。

(『私に、時間をください」と、妻は言った。』)

仕事もプライベートも家事も全部遊び!死ぬまで真面目に遊びつくす!

って感覚は、とてつもない原動力になるし、重要なんだと

私自身も感じています。

 

2つめの「尊敬」という感情を「ツール」として捉えた考え方は、

なかなか衝撃を受けました。

 

尊敬はあくまで、コミュニケーションコストを下げ、

周囲の人々の成長をうながす「ツール」です。

 

思わず「なるほど!」って言いたくなります。

 

まぁ正直、自分が凡人なのか非凡なのかについては、さほど興味はなかったのですが、

おそらく本のタイトルはイケダさんらしい「煽り文句」なのでしょう。

「面白楽しく生きる方法」の持論が丁寧に書かれていて、

タイトルの尖り具合に比べて、内容は非常にまじめで共感できる本でした。

 

あと本書の中で引用されて、気になる本があったので、メモ

未来に先回りする思考法
 

 

 

2.ブログで稼ぐつもりはなくても読んで良かった。

 プロブロガーイケダハヤトのノウハウを一部まとめた本です。

私自身はブログを主軸に稼ぐつもりはないのですが、

ブログやnoteなどのツールには、働き方・稼ぎ方として可能性を感じていて、

どのようなことを考えてやっているのか知りたい

という思いから手に取りました。

 

具体的な内容は、是非読んでいただきたいのですが、

私は本書で、終わり間際にあったこの一文に心を掴まれました。

 

結局は愚直にやるしかないと思うんですよねぇ。

簡単に儲かる方法もあるんですが、それはすぐに陳腐化するので。

 

これってブログに限らず、結構なんにでも当てはまると思うんですよ。

ブログの世界は、あらゆる分野の中でも変化の激しい分野なのではないかと

想像しますが、

今の世の中、情報にしろ技術にしろ、分野間で多少の差はあれ、

どんどん変化スピードは上がっていて、

その流れのなかで、何が重要なのか、どのように取り組めばいいのか考えたとき、

ブログの世界を中心にするイケハヤさんの考え方ややり方は、

結構参考になるんじゃないかと思っています。

 

 

3.とりあえずイケハヤ妻は素敵過ぎる

 イケハヤ書房の本で、実は一番気になっていた本です。

「イケハヤさんは、ブログとか読むと、なかなかキャラ濃そうだけど、

その奥様になる人とは、一体どんな人なんだろう?」って思ってましたw

 

読後の感想「イケハヤ妻素敵過ぎる!」

イケハヤさん自身もはじめに書かれていますが、考え方がめちゃくちゃ面白いです。

 

特にお気に入りの内容を抜粋してまとめると、

 

  • 子どもの習慣づくりに『やりなさい』はいらない
  •  親が「片づけてね」「持ってって」と言ってしまった時点で、それが「義務」になっちゃう
  • 「遊び」になったはずのものが、「義務」になってしまう。

 

  •  「育児が落ち着いてから…」と思ってたら、いつまでたっても動き出せないじゃん
  • 児童労働2.0
  • 仕事を日常に組み込んで、こどもと楽しむ。そういう生活スタイルにしていきたい

 

この本でも「遊び」というのはとても重要なワードだと思います。

子どもに教えるときに「義務」ではなく「遊び」にする。

子ども向けの遊びに付き合うのではなく(面白くない)、

仕事を日常に組み込んで、仕事で家族みんなで「遊ぶ」

 

そしてこの「遊び」に対する感覚が、

イケハヤさんご夫婦で「共有できているんだな」

というのを、本書を通して感じることができました。

 

 

 自分の仕事、暮らしについて思いめぐらせる良い週末になりました。

どの本も短いし、イケハヤさんらしい読みやすい文体なので、さっくり読めます。

まだまだイケハヤ書房の本があるみたいなので、

もう少し読んでみたいと思います。